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Last update.> Oct. 18th, 2005.
●千葉工業大学
附属総合研究所
林 友直 教授
林 友直(はやし ともなお)
千葉工業大学附属総合研究所教授。1960年代から宇宙科学・工学の第一線で活躍。文部省宇宙科学研究所教授、宇宙開発事業団非常勤理事、宇宙科学研究所副所長などを歴任。1991年から千葉工業大学教授。

独自開発の衛星で鯨の生態を観測

宇宙空間の人工衛星と太平洋を回遊する鯨。

一見、対極にあるようなこの2つを結びつけた研究が進行中だ。
それは、千葉工業大学の鯨生態観測衛星プロジェクト。
しかも、衛星は学生も参加して学内で開発、製作したものだという。

そこで今回は、プロジェクトの責任者である同大学附属総合研究所の林友直先生を訪ね、話をうかがうことにした。


高度800Kmの極軌道を
周回する『観太くん』


衛星による鯨の生態観測とは一体どのようなシステムで行うものなのか。まず、その全体像から教えていただくことにしよう。

「大学で開発し製作した衛星『観太くん』が、北極と南極の上を通過する極軌道を周回しています。
高度は800Kmで、約100分で軌道を1周します。地球は自転しているので、衛星からは地球上のあらゆる部分を観測することができます。

鯨にはGPSを搭載したプローブという観測器を取り付け、識別信号や位置情報などを衛星に送信します。
衛星はそのデータを記憶し、指令によって大学内の地上局に送ってきます。そうして1年以上観測を続けて鯨の回遊経路など生態を明らかにしていく予定です」

取材時点(9月中旬)では鯨へのプローブの取り付けが完了していなかった。

話をうかがってわかったのだが、これは相当に難しい作業だ。しかし、9月末ごろに取り付けを行う計画なので、本誌が発行されるころには観測システム全体が完成している可能性が高い。



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