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Last update.> Feb. 2th, 2006
連載エッセイ 外国語を学ぶための日本語言始 【第4回】
分析と解釈・批判
つくば言語教育技術研究所 所長 三森 ゆりか

三森 ゆりか

上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。株式会社丸紅勤務後、上智大学文学部博士前期課程中退。1984〜1988年外交官の子弟を対象とするドイツ式作文教室、1990年つくば研究学園都市に「つくば言語技術教室」(現「つくば言語技術教育研究所」)を開設する。主な著書に「言語技術教育の体系と指導内容」(明治図書,1996)「外国語を身に付けるための日本語レッスン」(白水社,2003)などがある。



最終回の今回は、「テクストの分析と解釈と批判」を扱います。

欧米、特に欧州では、レトリックの伝統に基づき、教育の最終目標を議論によりテクストを分析して解釈し、批判的に検討してその結果を論文に記述することにおいています。

これは母語教育のみならず、現代社会、経済等の文系科目、物理や数学等の理系科目、音楽や美術等の芸術系科目などにまで幅広く応用されます。
言い換えると、対象を分析して解釈し、自分自身の意見が言えなければ、社会人としては認められないのです。

「テクストの分析と解釈・批判」は、英米ではCritical reading、ドイツではAnalyse und Interpretationと呼ばれます。欧州どこでもほぼ同じような内容で指導されています。
「テクストの分析」は、文法や形式、言葉などを厳密に客観的に論理的に分析し、深い内容を引き出す作業です。

主観的で感覚的な読解とは異なり、根拠に基づく論理的な読解が求められます。
記述形式、語りの視点、文法などの形式面から、時代背景や場所、登場人物の名前や服装、性格、色、象徴的な物の内容面について考察し、最終的にそのテクスト全体が何を意味するのかを探ります。

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